教育学部教員コラム vol.1
2008.06.12 こども発達学科 大豆生田啓友
私の「保育内容総論」(1年生春学期)という演習科目では、
保育内容の基本的な知識に加え、
「子どもになって遊ぶ」ことを行っています。
絵本を読んだり、
手遊びをしたり、
わらべうたや、鬼ごっこなども。
その中でもとっても盛り上がることの1つが、
「光る泥だんご」づくり。
今年も5月上旬にやりました。
経験のない学生も多く、中には
「なんで大学生なのに?」という顔をする学生もいるのですが、
やりはじめるとその表情はガラッと変わります。
ほとんどの学生が楽しくて、楽しくて、笑顔、笑顔。
だんごがあまりに愛おしくて家に持って帰りたいという学生や、
自分の作っただんごに彼氏の名前を付ける学生まで。
しかし、実質60分の授業内で黒く光るまではなかなか難しい。
なかなか光らなかったり、
途中で割れてしまったり、
悔しさをかみしめることも。
こうした喜び、悔しさの経験は
子どもが保育園や幼稚園の遊びの中でしていることとおんなじ。
「子どもになってみる」ことで、
子どもをよりよく理解することができるのです。
今度、リベンジの機会も用意しています。
大豆生田啓友(人間発達学科)