教育学部教員コラム vol.61

2012.12.20 こども発達学科 照沼 晃子

地域の保育園での活動〜卒業生の保育者と共に新しい保育を試みる〜

全てが新鮮で瑞々しく心にうつる0歳〜6歳児の感性。保育実践の中で保育者の方々と共にこれからの保育を探っています。乳幼児の感性に最もよりそった活動としての造形表現を保育に生かす実践のために、幼稚園・保育園・こども園を訪ねています。
日頃の保育から造形表現を見直すために、保育環境を工夫し、記録と研修を重ね、そこから保育を組み立て直すこと等、様々な活動を日々行ってきました。そうした活動を通して、人間発達学科卒業生と協力していくことが年々増えています。
その中で横浜市のT保育園に、2年間ほどの継続的な活動や実践から2つのエピソードを紹介します。

8月のとても暑い日。
年長児が種を蒔いて育ててきた向日葵。みんなで毎日水やりをしてきたので、暑さの中、大きな花を咲かせました。それがとても嬉しくて、その大きな向日葵を絵の具で描いてみました。

Y保育者「みんなの描いた向日葵とても大きいね」
A児「これ僕が描いたの!」
B児「これ私の!」

 

 

 

 

10月、畑に出かけて掘ったお芋。今年はお芋もとても大きくて。お店のお芋とは一味ちがう泥のついたお芋。
自分で掘ったお芋が嬉しくて持ってきたC児。そんな気持ちから夢中になって画用紙に描いているところです。

 

 

 

 

照沼 晃子(人間発達学科)

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