教員紹介

教育学部教員コラム vol.70

2013.09.19 こども発達学科 小原 豊

国際教育交流の楽しさと素晴らしさ

人は自らと異なる考え方や習慣,価値観に触れたとき,少なからず衝動(カルチャーショック)を受けます。私もかつて若き日に,国際協力機構(JICA)の専門家として,アフガニスタンやサモアなどの地域に派遣された際,現地の学校にて数々の得難い貴重な経験をしました。現在でも21か国の研究者からなるAPEC授業研究プロジェクトの一員として国際教育支援の末席に携わっているのは,そのころの苦楽を共にした恩師や仲間との交友に基づくものです。こうした経験から,授業の内外で学生の皆さんに異文化体験や国際教育交流の素晴らしさを伝えています。
下の写真は,今年の8月に人間発達学科の学生がタイ王国東北地方 Khon Kaen市の公立小学校において,折り紙や紙相撲などの日本文化紹介の国際教育交流をしている様子です。皆さん実に生き生きとしています。タイの小学生たちが日本文化を楽しみつつ学ぶのと同時に,発達学科の皆さんにとっても新鮮な驚きの連続であったようです。どの教室にもドアが無かったり,子どもの頭を決して撫でてはいけなかったり,かけ算九九が12×12まであったり,給食が実にスパイシーであったり等々,現地にて実際に触れるものの多くが様々な常識を覆してくれました。
Allan Bloomが指摘するように,教養の本質が「他の見方が存在しうることを知る」ことであるならば,異文化体験こそは,視野の狭窄を防ぎ,教養を画期的に高めてくれる素晴らしい機会と言えるでしょう。学生の皆さんには,多様な価値観をもって身の回りの事象を捉え,共生を尊ぶ態度を培うと同時に,人間理解の幅を大いに拡げて欲しいと心から願っています。

 

 

 

 

小原 豊(人間発達学科)

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