教育学部教員コラム vol.75

2014.02.06 こども発達学科 土谷 みち子

現代の保育課題に向かって行動する保育者とは

人間発達学科は、乳児期から大人になるまでの子どもの成長発達を、長い眼でみつめ支えることが可能な保育者・小学校教員を養成しています。現代社会において、子どもの成長発達には多くの課題があります。10年以上前に子どもだった方は、近年の子ども・子育て環境が大きく変容していることに驚かれていることでしょう。例えば、私の近年の研究テーマは「子どもとメディア」ですが、乳児期からスマートフォンを持たせ動画であやす子育て、一日中DVDを見続ける幼児、高校生の片時も眼が離せない携帯・ネット依存など、以前からは予想もできないことが発生しています。
大学は3年次にゼミ活動が開始されますが、私の主催するゼミでは、現代の子ども・子育て課題を保育現場から考える活動を展開しています。例えば、現職保育者の虐待問題研究会への参加、保育事例研修会への参加、また各地域の保育所・幼稚園・乳児院など保育施設の見学と施設の方との学習会、さらに地域の子育て家庭の訪問等、行動する保育者を目指して活動しています。ゼミメンバーとの振り返りの議論は深く、また地域の子育て支援室のクリスマス会参加など楽しい企画も盛りだくさんです。よき友を得て、考え議論し、子どもの幸せを支える行動できる大人に、保育者に成長してほしいと願っています。

 

 

土谷 みち子(人間発達学科)

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