教育学部教員コラム vol.84

2014.10.23 こども発達学科 高杉 展

ある幼稚園の運動会…とべ とべ ふうせん

運動会は、幼稚園や保育所の重要な行事とされています。そのねらいには、友達や先生、保護者たちと一緒にからだを動かすことを楽しむことや、保護者や地域の人々に日々の子どもたちの運動している姿を伝えることなどがあげられます。その内容は園によってさまざまで、練習をたくさん積まなければ出来ないような活動を行うところもあります。

 

先日、息子の幼稚園の運動会に参加しました。とても感動したのはエンディングの「風船とばし」です。園長先生がその園で長年読まれ続けている「とべ、とべ、ふうせん」という詩を朗読するなかで、子ども一人ひとりが風船を空に向かって飛ばしたのです。200あまりの風船が一斉に空に舞い上がっている様子は圧巻で、未来に向かって成長していく子どもたちを物語っているようでした。と共に、その成長を丁寧に支えていこうとする園の先生方の思いが伝わってきました。運動会の様子をみれば、その園の保育方針がある程度わかるものなのです。

 

私の担当する授業では、こんな実践報告や事例をもとに、遊びを中心とした保育のあり方や保育者のかかわりを学生と一緒に考えています。

 

 

高杉 展(人間発達学科)

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