教育学部教員コラム vol.99

2016.02.03 こども発達学科 青戸 泰子

卒業研究発表会

毎年1月末に、4年生の卒業研究発表会が開催されます。卒業研究は、これまでの大学で学んできた知識や、培ってきた経験の集大成と言えるものです。

 

卒業研究を完成させるまでに、まず、3年生のゼミナールから研究テーマを考えていきます。具体的には、「何を知りたいのか?」「なぜ、知りたいのか?」「どのように知りたいのか?」といった課題について、興味・関心のあるキーワードを手掛かりにして、先行研究を探し、論文等の講読を深めながら深く掘り下げていきます。

 

4年生では、研究テーマに応じたフィールドに出向いて、データを収集し、それを分析して、研究論文を作成します。研究で重要になるのは、考察です。「○○は、□□であった」という結論だけでは、本当の研究とはなり得ません。

 
「なぜ、○○は□□なのか?」、つまり、結果を踏まえた「なぜならば」を考察することが大切なのです。

 

そういったプロセスを経ながら、自分自身の課題と向き合い、時には葛藤し、時には外側から概観し、やがて「私性」と「公共性」の両極の中で、新たな知見を獲得していくことができるようになるのです。

 

卒業研究および卒業研究発表は、自分自身のために、そして社会に貢献するために、大切な取り組みのひとつといえるでしょう。

 

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青戸 泰子(こども発達学科)

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