迷いながら悩みながら夢を叶える

１０月末、小学校教員をめざす２年生に向けて、４年生の教員採用試験合格者たちが合格体験を語ってくれる会を開きました。

２年生の予想では、教員採用試験現役合格を勝ち取った先輩たちなのだから、ブレることなく一直線に受験に向けて努力してきた先輩たちだろうと思っていたようです。しかし、４年生たちが語ってくれたのは、一直線ではなかった合格までの紆余曲折のストーリーでした。

この学部に入ったものの、本当に先生になりたいのかわからなくなってしまった時期があったこと。ボランティア先での子どもとの関わりで無力感に襲われ、自分に教師が務まるのか不安に駆られた時期があったこと。そうして迷いながら悩みながらも、たくさんの努力を重ねてきたことを、一人ひとりが真剣に語ってくれました。

「迷っているから何もしない」のではなく、「迷っているからこそ」「悩んでいるからこそ」情報を集め、いろんな人と関わり、相談し、色々な場所へ足を運び、色々な経験を積んで、自らの頭で考え、一歩ずつ前に進む努力を重ねてきたことが、合格者たちの共通点でした。

彼らに続いて、一人でも多くの後輩が、教師になりたいという夢を叶えてほしいと願っています。