学部長からのメッセージ

教育学部を志望する皆さんへ

教育学部では、「先生」と呼ばれる小学校教諭、特別支援学校教諭、保育士、幼稚園教諭の養成を行っています。そのため、講義では、教育学及びその周辺領域の理論を実践の場で活用できる力を育てる工夫を行っています。また、その力を教育・保育現場で確認する為に、学院内の小学校や認定こども園、さらには神奈川県内の小学校や保育園・幼稚園・認定こども園と密接に連携した学びを重視しています。

4年間の教育課程を終えた卒業生の大部分は、身に付けた子どもに寄り添う姿勢を生かして、小学校・特別支援学校・保育園・幼稚園・認定こども園・障がい児施設・児童養護施設などで子どもたちから「先生」と呼ばれる職業に就いています。本学の校訓「人になれ 奉仕せよ」という言葉を指針に、単に子どもと向き合うのではなく、子どもの成長段階を理解した上で寄り添っているのです。新入生、在校生の皆さんには、4年間を通じて人に「教える」貴さと子どもが「学ぶ」素晴らしさを学んでほしいと願っています。

教育学部は、学生と教員の距離が近いことも特徴です。例えば、アドバイザーグループやゼミナールという、専任教員が少人数の学生を担当する制度があります。すべての専任教員が、それぞれの専門分野でのエキスパートであり、学生のニーズに応えることができると確信しています。学生たちとは、学び、喜び、悩みを共有し合える関係でありたいと考えています。そうした関係の中でこそ、子どもを思い、寄り添うことができる教育者・保育者を育んでいけるのだと信じています。



保証人の皆様へ

教師や保育士は、子どもの命を預かる専門職であり、大変責任の重い仕事です。乳幼児期から青年期におよぶ子どもの発達の知識や、子どもの成育環境としての家庭・家族を支援するための技術を持つことが求められる仕事です。そのことを踏まえて、本学部のカリキュラムは、教育・保育分野、心理分野、健康・福祉分野などの様々な学問領域を学ぶことができるものになっております。また、コースごとに定められた教員免許・保育士資格だけではなく、認定心理士の資格の取得もめざすことが可能なものになっております。

本学部には、教育・保育現場での指導経験の豊かな教員と、教育・保育現場でのボランティアや実習などを通じて自信を獲得した先輩たちがいます。皆様のお子様方が、お互いに高め合える人間関係に出会い、自分の成長を誇らしく思いながら卒業していかれることを確信しています。学生たちの、人間としても専門職としても成長していく過程をご一緒にご支援いただけますと幸いです。

なお、関東学院大学では、毎年、大学と保証人の皆様とのコミュニケーションの場として「保証人懇談会」を開催しております。5月から6月にかけて「保証人懇談会のご案内」をお送りしておりますので、ご確認の上、ぜひご参加いただけますよう、お願いいたします。



教育学部 学部長

黒田 篤志 教授

教育学博士。専門は、理科教育学。長年、小学校教諭として公立小学校で教鞭をとってきた。2012年より関東学院大学に着任し、子どもの科学概念構築を図る教授行動の研究を行っている。著書に、黒田篤志・森本信也 (編) (2018). 『深い理解を生み出す理科授業とその評価』学校図書 がある。

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