石渡 浩司

石渡 浩司

担当科目

キリスト教と教育、キリスト教学、キリスト教の発展、ほか

氏 名 石渡 浩司(いしわた ひろし)
所 属 こども発達学科
職 名 教授、大学宗教主事
専攻分野 新約聖書学、初代教会史
最終学歴 ダラム大学神学部大学院博士(Ph.D)課程 単位取得後満期退学
学部担当科目 キリスト教と教育、キリスト教学、キリスト教の発展、ほか
長期研究テーマ (1) 古代における「キリスト教」と「ユダヤ教」の関係
(2) イエスの神格化とイエス礼拝の起源
長期研究テーマ
内容
(1) 1~2世紀当初、「キリスト教」と「ユダヤ教」という名称そのものに妥当性が無いことを検証しつつ、両者の関係を再考し、その後「宗教」として確立する過程を考察する。
(2) 一神教的環境からどのようにして「人」が神格化され礼拝されるに至ったかを、ユダヤ教的背景とともにギリシャ・ローマ的背景も視野に入れ、探求する。
短期研究テーマ 長期研究テーマの達成のために、新約各文書のみならず、ヨセフスやフィロン、使徒教父文書、教会教父文書等とそれらに関する二次資料に丹念にあたり、設定した主題に沿って一次資料を読み解く。
短期研究テーマ
内容
イグナティオスの手紙における「キリスト教」と「ユダヤ教」の関係の分析、「ヘレニズム・ユダヤ教」と「『愛国的』ユダヤ教」及び「初期キリスト教」との関係の分析、ユダヤ人における「超宗派的」立場の研究、一次資料から高位キリスト論への過程を読み解く段階的考察、等。
主要業績 石渡浩司 (2014). 「キリスト教学校の人格教育の基礎となる校訓とその聖書的根拠に関する一考察」『研究紀要』彰栄保育福祉専門学校、29、3-11頁
石渡浩司 (2006). 「マタイとユダヤ教との関係を巡って ―マタイはキリスト派のユダヤ教徒と言い得るか?―」『宣教』日本バプテスト神学校、29、13-48頁
石渡浩司 (共訳) (1998). G. N. スタントン 『福音書とイエス オックスフォード聖書概説シリーズ』ヨルダン社
石渡浩司 (1994). 「マタイ11:28-30に看取されるキリスト論とマタイの神学に関する一考察」『新約学研究』日本新約学会、新教出版社、22、1-11頁
石渡浩司 (1991). 「マタイ、及びマタイの教会と同時代ラビ的ユダヤ教との関係に関する一考察」『神学』 東京神学大学神学会、教文館、53、179-192頁
ゼミの内容 主に「教育」や「子ども」関わることを学び、基本的に、文献を講読します。最近は、「日本人の宗教観について」、「(近世以降の)日本の教育と子どもの社会史」、「(親と意思の疎通が図れず)モンスター化した子どもの問題」、「不登校の問題」、「同調圧力について」等、通常年度(学期)ごとに異なるテーマを扱っています。動画配信サービスで、過去のドラマや映画を視聴し、教育や学校、教師(人)の在り方について、学ぶこともあります。
皆様へ
メッセージ
着任してそれなりの年数が経ちました。皆様には、HP等ではすぐには分からないこの学部の特色(強み)を3点記したいと思います。

① アドバイザーグループがあります。各教員が4年間8~10人位の学生のアドバイザーとなり、学生をサポートします。1年春学期には「教養ゼミナール」(授業)で大学での学び方をしっかり指導します。私の前任校は180人程度の学生を3クラスに分けたクラス担任制だったのですが、本学部ではこの点、きめ細かい指導が為されていると思います。
② 教育実践センターがあります。教育学部の附帯施設です。就職について、大学の就職支援センターや個人の活動に任せっきりではなく、同センターで元校長職や元園長職にあった先生方が、就職、特に教員採用試験に向けて鋭意サポートを行っています。個別指導、あるいはグループ指導(グループ面接や模擬授業等)を行い、学生の実践力を高めます(大学の授業ではなかなかここまでできません)。教採対策(就職対策)で、ここまで充実している学校はおそらく他にないと思います。
③ 演習室があります。他学部と共通の学生支援室やカウンセリングセンター等だけでなく、教育学部自体の演習室があり、教育・保育のことをよく知るベテラン・若手職員が、実習に関わることをはじめ、教育学部生のサポートをします。

これらはごく一部ですが、本学部では、教員・保育者になりたいという学生の夢が叶うよう(志が達成できるよう)、最大限サポートする体制が整っています。やる気のある学生だけでなく、なかなかモチベーションの上がらない学生への配慮も行き届いた学部です。教職員と学生の距離が近い温かい雰囲気の学部であることも申し添えたいと思います。

受験生へ
メッセージ
すぐ上の「皆様へメッセージ」をご覧ください。他にもたくさんありますので、是非オープンキャンパスの折等に、実際にご自身で本学部に足を運んでみてください。
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