教員紹介
鈴木 公基

鈴木 公基

担当科目

教育心理学,教育心理学演習,心理統計学,心理学実験実習II

氏 名 鈴木 公基(スズキ コウキ)
所 属 こども発達学科
職 名 准教授
専攻分野 教育心理学,学校心理学,カウンセリング
最終学歴 筑波大学大学院博士課程心理学研究科心理学専攻修了(博士(心理学))
学部担当科目 教育心理学,教育心理学演習,心理統計学,心理学実験実習II
長期研究テーマ 良好な対人関係における適切なバランスとはいかなるものか?
長期研究テーマ内容 人間が生きていく上で,他者との関係というのは切っても切り離せないものです。特に,親,友人,仲間,パートナーといった人々は人生に大きな影響を及ぼす人たちです。多くの人々はこれら様々な対人関係をうまく調整しながら,適応的に発達していくと考えられます。しかし,一方では,これらの対人関係を適切に調整することができず,精神的に不健康な状態に陥ってしまったり,問題となる行動をおこしてしまったりする人たちも存在します。このような悪循環が重なると,その人自身の人格が偏り,ひいては人格が崩壊してしまうことにもつながります。このようにそれぞれの対人関係は,その人の発達によい影響を与える側面と悪い影響を与える側面の両方を持ち合わせており,さまざまな関係からいい影響をできるだけ多く受け,悪い影響を少なくしていくことが幸せな生活へとつながっていくと考えられます。これまでの対人関係研究の多くが個人に与えるよい側面のみを取り上げていましたが,この研究では対人関係が個人に与える悪影響についても取り上げ詳細に検討を進めていきます。そして,さまざまな対人関係がどのようなよい影響を与え,また悪い影響を取り除いていくのか明らかにし,対人関係のよいよいバランスを提言していきます。この研究を進めていくことによって,不登校や引きこもりの問題,非行や摂食障害などの問題へ応用していきたいと思います。
短期研究テーマ 友人関係・親子関係が精神的健康および問題行動に与える影響
短期研究テーマ内容 子どもの問題行動は,友人や仲間から影響を受けていることが少なくありません。ここでは,友人関係と親子関係とを取り上げ,友人関係に偏っている子ども,親子関係に偏っている子ども,また両方の関係にバランスよく関わっている子どもとを比較して,それぞれの子どもたちの間に精神的健康や問題行動においてどのような違いが見られるのかについて検討していきます。また,対人関係を偏らせるきっかけとなる要因についても広く検討していきます。
主要業績
  • ① 『はじめからわかる乳幼児の心理』(共著,2006年,有斐閣)
  • ② 『子どもの発達理解とカウンセリング』(共著,2006年,樹村房)
  • ③ 『発達臨床心理学の最前線』(共著,2001年,教育出版)
  • ④ 『親の養育スタイル,仲間指向性が中学生の物質使用に与える影響』(共著,2003年,筑波大学心理学研究第26巻)
  • ⑤ 『対人的文脈における認知的完結欲求の役割』(2006年,筑波大学博士論文)
皆様へ
メッセージ
 現代社会においては,人の「こころ」に大きな注目が向けられています。個々人の幸せや充実といったものは心という観点から考えていくのが適切であるのは確かです。しかしながら,最近では個人の心に注目するあまりに,他者やその心に対しては無関心になったり,何らかの悪影響を与えてしまっている場合が少なくないように思います。自分の心ばかりを重視すると,周りとの関係がうまくいかなくなり,結局は自分自身が不幸になってしまいます。たとえば,現代社会における「いじめ」や「モンスターペアレント」などは,自分の心(気持ち)を重視しすぎる人々がきっかけとなって起こる問題でしょうし,「ひきこもり」や「育児不安」などは,自分の気持ちを傷つけたくないという思いが強いために生じる問題とも考えられます。ただし,これらの人の多くが結局は,自分自身の生活を不幸なものにしているといえるでしょう。個人が大切にされる時代であるからこそ,もう一度,他者との関係について見直さなければならないと思います。自分を大切にしつつも,他者や他者との関係性も大切にできることが本当の意味で自分の幸せへとつながっていくと思います。このようなことからも,人を助け育てていくことを通して,自分自身の成長・発達へつなげていくことのできる,そのような人材を育成していくことが私の大きな目標ですし,そのようなよりよい関係性をもとめて研究を進めていくことが私の大きな課題です。
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