長澤 真史

担当科目

知的障害の教育Ⅰ、障害児保育、ほか

氏 名 長澤 真史(ながさわ まさし)
所 属 こども発達学科
職 名 講師
専攻分野 特別支援教育、障害児保育
最終学歴 筑波大学大学院人間総合科学研究科障害科学専攻博士課程 単位取得後満期退学 
筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻修士課程 修了
学部担当科目 知的障害の教育Ⅰ、障害児保育、ほか
長期研究テーマ 障害のある子どもと周囲の人々とのコミュニケーション
障害のある子どもを取り巻く支援者の学習
自閉症スペクトラム障害のある子どもたちの支援方法
長期研究テーマ
内容
子どもと大人がやりとりの中で、お互いの行為を形作るプロセス、そしてそれを通して何かを学習していくプロセスに関心があります。特に自閉スペクトラム症などのコミュニケーションに障害があるとされる子どもたちと周囲の大人との関わりがどのように形成され、その中で子どもが何を学び、大人はどう変化していくのかということを研究のテーマとしています。そこで得た知見を具体的な支援の方法につなげていきたいと考えています。
短期研究テーマ 絵本の読み合い活動における子ども―大人間の相互行為
知的障害の特別支援学校における子ども―教師間の相互行為 
インクルーシブ保育を支える相談支援の在り方
短期研究テーマ
内容
子どもと大人とのやりとりには、様々な文化的な道具が介在しています。例えば、教室では、絵本や教材などを介したやりとりが行われます。それらは大人の意図したことを伝えるために使われるだけではありません。子どもはそうした道具を自ら活用し、意図されていなかったような意味を引き出したりもします。絵本の読み合い活動や特別支援学校における授業をフィールドに、子どもたちがどのようなやりとりを展開しているのかを研究しています。
主要業績 長澤真史 (分担執筆) (2022). 太田俊己 (編) 『障害児保育 ―インクルーシブな保育に向けて―』青踏社
長澤真史 (共編著者) (2022). 長崎勤・吉井勘人・長澤真史・日本発達心理学会「発達障害」分科会 (編) 『これからの特別支援教育 ―発達支援とインクルーシブ社会実現のために―』北樹出版
吉井勘人・仲野真史・長崎勤 (2015). 「自閉症児に対する会話の修復機能としての明確化要求の発達支援 ―明確化要求の表出タイプの出現順序、共同行為ルーティンの役割、明確化要求の表出と欲求意図理解の機能連関に焦点を当てて―」『特殊教育学研究』、53(1)、1-13頁
仲野真史・長崎勤 (2012). 「幼児におけるナラティブの結束性の発達 ―ケーキ作り経験に関する報告の分析を通して―」『発達心理学研究』、23(1)、66-74頁
仲野真史 ・長崎勤 (2009). 「ナラティブの発達と支援」『特殊教育学研究』、47(3)、183-192頁
皆様へ
メッセージ
違いを大切に、むしろ違うことをポジティブにとらえようという主張は、近年特に盛んです。でも実際に行っていくのは簡単ではありません。それを具体的に行っていくための視点や方法を、障害のある子どもたちの保育・教育というフィールドで探求していきたいと思います。
受験生へ
メッセージ
子どもたちの感じ方、学び方は様々です。障害のある子どもたちは、特にそのことに気付かせてくれます。そして、多様な子どもたちの学びを支えること、そのための保育・教育を考えていくことは、簡単ではありませんが、とても魅力的な仕事です。一方で、保育・教育を行う大人も様々です。多様な人々が協働して、子どもたちの学びを支えるためには、自分が大切にしている価値観について知ること、他者の大切にしている考えを知ることが出発点になります。ぜひ本学で、教員や友人との交流を通して、一緒に学んでいきましょう。
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