関東学院大学での4年間は、同じ教員を目指す仲間たちと、採用試験へのモチベーションを高めながら過ごした大学生活でした。アシスタントティーチャーで学校現場を肌で感じ、大学の講義や教育実践センターでは、教員に必要な基本的な知識や実践例から、採用試験の小論文、面接、模擬授業、集団討論まで手厚いご指導をいただき、夢を叶えることができました。
教員になって1年目には、5年生のクラスを担任しました。最初は、うまくいかないことばかりでした。授業、学級経営、児童指導も分らず、毎日必死でした。しかし、先輩の先生方が温かく見守ってくれ、様々な指導や助言を頂き、少しずつ色々なこと・ものが見えてくるようになってきました。授業も少しずつ楽しくなり、子どもから「できた」や「わかった」という声が聞こえたり、「おもしろかった」と笑顔で言われたりして、教師になって良かったなと感じました。まだ駆け出しですが、様々な先生に支えられていることを忘れずに、これからも子どもの成長を見守っていきたいと思います。
幼稚園の時の先生に憧れて幼稚園教諭を目指して入学しました。「子どもの頃からの夢を達成する過程にいる」と感じる瞬間もあれば、実習の厳しさに直面して、挫折感に泣いたこともありました。
そんな時に私を支えたのは、「ゼッタイになるんだ」という気持ちと丁寧に相談に乗ってくれた大学の先生でした。卒業後、働き始めた当初は戸惑うことばかりでしたが、3年目を過ぎた頃から子どもたちに真摯に向き合うことと、子どもたちの10年後20年後をイメージして保育に携わることが大切だと気づきました。
その気づきが、自分なりの保育観を育てたのだと思います。関東学院大学で学ぶ最大の魅力は、すぐ隣に『六浦こども園』という保育の現場があることです。学生も先生もお互いに研究研鑚できる理想的な環境だと思います。
園長先生より:保育は、子どもの表面だけでなく内面を見ていく仕事です。ときには言葉にならない思いを含んだ、子どもたちの投げてくる変化球を受け止めなくてはならないこともあります。第一に人を好きであること、そしてコミュニケーション力が必要ですし、相手を思いやれる感性も大切です。千葉先生は、誠実で思いやりに溢れていて、熱心に保育にあたっています。一人ひとりの思いや視点を大切にして、子どもにも親にも丁寧に伝えることができる先生です。
当時珍しかった男性保育者の道を志して入学しました。ゼミの先生をはじめ多くの大学の先生に親身になって相談にのって頂き、時には厳しくご指導いただきました。そのすべてが今の自分の土台となっています。地域の親子に向けたおまつりの取り組みでは、一緒になって楽しさ・大変さを共有してくださり、又実習や就職についての悩みを夜遅くなっても聞いてくださったことは特に印象に残っています。
更に、ゼミの先生には卒業後も大変気にかけて頂き、当時のゼミ生をご自宅に招き、将来等について悩みを聞いて下さった事もありました。”一人ひとりに寄り添う事”の大切さを教えて頂き、私の貴重な原点となっています。
保育士として14年間、無我夢中で過ぎた今、結婚し父となり、又主任という重責を担わせていただき、園の子ども達と充実した日々を過ごしています。これは卒業して何年たっても、教え子の事を気に掛けて下さる先生方がいるお蔭であり、感謝の気持ちで一杯です。