教育学部教員コラム vol.5
2008.08.28 こども発達学科 小室康平
ゼミ担当の私が「臨床心理学」を専門とするためか、
私の人柄のためか、
私のゼミに入って来る学生は個性派ばかりです。
もっとも個性的でないヒトはいないかも知れませんが…。
学科の専門科目には「臨床心理学」は1科目2単位だけしかないので、
この領域の知識は少ないと言えます。
悩めるヒトとはどんな心理をもち、行動するのか?
不登校、場面緘黙、家庭内暴力、閉じこもり、非行、自閉症
などの子どもたちのことや、
摂食障害(拒食・過食)、依存症、多重人格、パニック障害、アダルトチルドレン
などの大人のことについて、
ビデオや新聞などによりどんどん知識を得ます。
そして興味をもったテーマについて期末のレポートにします。
そのレポートを学期ごとに「レポート集」として発行します。
毎回のゼミ時間の内容や学生の近況を
「ゼミニュース」として学生が毎週発行します。
また、1泊2日のゼミ合宿を春か夏の休みに実施します。
このように書くと真面目な勉強ばかりのようですが、
時に計画した懇親会や思い付きの飲み会を頻繁にします。
最初は緊張と不仲の学生たち、
自身悩める学生たち、
個性の主張ばかりが目立つた学生たちも、
最後にはハワイや北海道への「卒業旅行」を大いに楽しみ、
まとまりを見せました。
小室康平(人間発達学科)