教育学部教員コラム vol.17
2009.06.18 こども発達学科 大豆生田啓友
今年もやりました。「光る泥だんご」作り!!! 私の持っている科目「保育内容総論」の授業の中で行っています。この授業では、講義のほか、鬼ごっこをしたり、絵本を読んだり、手遊びをするなど、ありとあらゆる子どもの遊びをしています。
中でも人気はこの「光る泥だんご」作り。学院内の幼稚園の園庭を借りて行います。園児が学生に教えに来てくれるなど、実にほほえましい風景が繰り広げられます。そして、今年はなんと、例年になくたくさんの学生の泥だんごが黒く光り輝いたのです。その秘訣はきっと、多くの学生が体操ジャージで参加したことにあったと思います。「ジャージで磨くとよく光るよ」とアドバイスすると、多くの学生が躊躇せず、ジャージのズボンで磨き始めたのです。(いい子たち)
すると、大きな歓声があがりはじめ、実によく光りました。(成果は写真の通り)
翌週の授業、ビデオで泥だんごを作っている幼児の姿をみました。4歳児の子が二日続けて作っただんごが割れてしまった場面では、多くの学生が目をうるませていました。「子どもの気持ちになって」(感情移入して)見ていたのです。だから、「子どもになって」遊ぶ体験を学生にたくさんさせたいとこの授業を行っているのです。子どもの内面を理解できる保育者を養成したいと願いつつ。
大豆生田啓友(人間発達学科)