教育学部教員コラム vol.35

2010.11.11 こども発達学科 山下 俊幸

キャンパスから出て地域で学ぶ…学外活動のススメ〜「アシスタント・ティーチャー」「きかせ隊」「守り隊」〜

1. 学外活動のススメ
人間発達学科では、大学のキャンパスでの授業の他に、教育ボランティアをはじめ様々な学びの場が学外にもあります。そこで、学生は地域や教育現場でしか学ぶことのできない貴重な体験をしています。以下、私が関わっている3つの魅力的な学外活動について紹介、報告します。

 

2. 小学校で学ぶ…アシスタント・ティーチャー
毎週1〜2回、授業の合間に金沢区内の市立小学校や関東学院六浦小学校に、学級担任の補助として入っているのがアシスタント・ティーチャーです。小学校や幼稚園の教員をめざす学生が、今年は延べ40名余が活動しています。授業中だけでなく、休み時間にも子どもたちと接することで、学校や子どもについて様々なことを学んでいます。月1回のミーティング(勉強会)も始まり、今や各小学校の先生方から頼りにされる存在となりました。
先生をめざす人はぜひ、「アシスタント・ティーチャー」に!

 

※ 子どもたちから学ぶ「先生」

 

3. 読み聞かせで学ぶ…「お話きかせ隊」
毎週水曜日の昼休みに、絵本を借りにきた関東学院六浦幼稚園の幼児と保護者の方を対象とした
「おはなし会」を行っています。

2年目の今年は、絵本の読み聞かせや紙芝居、手話ソングなど活動内容も広がっています。今年の夏は、横浜そごうからの依頼で、毎週土日に活動させていただきました。この秋も金沢図書館からの依頼で
「はまっ子読書の日記念お話し会」に参加しました。
また、横浜市立保育園や小学校でも読み聞かせの「出前」をする予定です。学生たちは、読み聞かせを通して、絵本の魅力を再発見するだけでなく、子どもたちとの交流を楽しみながら子ども理解を深めています。

絵本の好きな人はぜひ、「きかせ隊」に!

 

※ 金沢図書館のスタッフの皆さんと

 

4. 平潟湾の干潟で学ぶ…「海・守り隊」
人間環境学部のすぐそばに広がる平潟湾の干潟で、ベントス(底生生物)調査と清掃活動を行っています。

2年目となる今年は、地元の小学生を対象とした「干潟の自然観察会」を行い、生物多様性について勉強しました。また、夏には八景島シーパラダイスで、横浜市の地球温暖化対策事業の「グリーンキッズ2010夏」に参加して展示と講演「海・守り隊〜金沢区の干潟の生き物たちを見守る〜」をしました。

活動を楽しみながら環境教育に資することができればと願っています。

海の好きな人はぜひ、「守り隊」に!

 

※ 干潟の自然観察会の参加者の皆さん

 

(人間発達学科 山下 俊幸)

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