教育学部教員コラム vol.40

2011.04.28 こども発達学科 鈴木 秀雄

安全と救護(Safety & Rescue)〜あなたはAEDを正しく使いこなせますか?〜

今やAED(Automated External Defibrillator;自動体外除細動器)を誰もが見かけ、その存在が急速に知られるようになりました。しかしそのAEDを実際に正しく使いこなせるかとなると別のようです。大学のキャンパス内にも多く設置されています。

この種の器械の使い方(知識と技術)は、身に着けたとしても使わなくてよい状況であることに越したことはありません。ただ、いざという時に間髪をいれず、AEDを正しく心肺蘇生法(Cardiopulmonary Resuscitation;CPR)との一体化で使いこなせることが重要です。

 

「AEDを“知っている”」ではなく、多くの人々が「AEDを“使える”」状態にすべくさらなる普及と啓発活動が展開されていかなければなりません。

どのような活動、生活、生き方をするにせよ、常に安全であるという保証はありません。一生のうちにAEDが必要となる状況に遭遇するか否かはわかりませんが、そのようないざという時に救護できるよう、安心・安全対策を日頃から講じておく必要があります。

現代社会において、AEDに限らず、身近な事柄に真摯な態度で向かい合い、周囲の人たちに対して何ができるのかなど、人に優しい生き方を大切にしていきたいものです。

 

鈴木 秀雄(人間発達学科)

(日本赤十字社救急法、水上安全法、幼児安全法各指導員)

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