教育学部教員コラム vol.55

2012.07.05 こども発達学科 小原 豊

スマートメディアでつくる協同的な学び

私の専門は教育学,特に数学教育学ですが,教育方法論や国際教育協力にも強い関心をもって取り組んでいます。現在,人間環境学部において積極的に進めているのは,i-Padを用いた双方向的な学習環境の構築と授業実践です。教員と学生,そして学生間の双方向コミュニケーションを可能にする授業応答システム(ARS)や教育クラウドの活用は,新たな世紀の教育方法として自然かつ当然といえます。
近年では,Apple社のデジタルガジェットである i-Padやi-Pod touch 等を学生に配布し,授業展開や教学運営に利活用している学校が増えてきました。デバイステクノロジの進歩がもたらす教育方法の充実への組織的な対応は,全ての学校段階で必須であると確信しています。学生がi-Padを使うこと事自体を喜ぶ初期の段階から,先ずは多肢選択型問題の回答による参加,次にテクスト共有による集合知の探究と協同へ,と段階的に学びを深める機会を提供することで, Chalk&Talkによる旧態的な一方通行授業の改善に資することを丁寧に実証していきたいと思います。写真は,実際に人間発達学科での授業でi-Padを用いた双方向授業の様子です。
関心をもたれた方は学生,教員問わず研究室までご一報頂けたら幸いです。ご一緒に,スマートメディアを用いた協同での学び方を追究していきましょう。

 

 

小原 豊(人間発達学科)

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