教育学部教員コラム vol.64

2013.03.28 こども発達学科 三谷 大紀

在学生と卒業生と教職員が繋がっているということ

2月27日付の「人間環境学部ニュース」でもお伝えしているように、2月24日に、人間環境学部10周年記念事業交流会が行われました。ここでは、?部の学科別交流会(人間発達学科)の様子を少しお伝えしたいと思います。
人間発達学科の交流会には、約250名の卒業生が参加しました。中にはお子さんを連れてきてくれた卒業生もいました。ライブ、ゲーム、スライドショーなど、情報交換だけでなく、卒業年度を越えてともに発達学科を巣立った仲間として、一時的に学生に戻ったかのように楽しむ姿がみられました。そもそも、先に挙げた出し物等の企画自体、卒業生が実行委員会を立ち上げ、休日や仕事後の時間を使って、練ったものです。看板からゲームに使うクジ箱、景品に至ってまで、手作りでした。それぞれの特技を生かし、協力し合いながら会を作り上げていく姿を頼もしく思ったことはもちろんのこと、自分たちが巣立った大学、学部、学科のために何かしたいと活動する姿に、密かに感動さえしていました。
発達学科の卒業生の多くは、保育園や幼稚園、小学校などの保育や教育現場で活躍しています。中には、一般企業で活躍していたり、警察官になって白バイに乗っているという卒業生もいます。教員コラム(242)で、学生たちが保育実習中であることを取り上げていましたが、そんな実習生(在学生)の指導を、各園で担当してくれている卒業生もたくさんいます。また、就職してからも、自主的な勉強会やサークルを自分たちで立ち上げるなど、ヨコやタテの繋がりを大切しながら、それぞれの卒業後の人生に活かしている姿にも出会うことができました。
こんな風に、ある卒業生の言葉を借りれば、「在学中だけでなく、卒業してからも繋がり、支え、刺激し合える」のが、この学部の、学科のよさだと感じています。今後も、在学生にとっては、憧れの先輩から学んだり、数年後の自分を垣間見る機会となる繋がりを、卒業生にとっては、原点回帰できたり、時にはホッとできる繋がりを、大事に育んでいきたいと思います。

 

 

手作りの学科の看板 ゲームに使用した手作りクジ箱
景品にも手作り感が満載でした。

 

 

三谷 大紀(人間発達学科)

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