教育学部教員コラム vol.129
2018.10.01 こども発達学科 太田俊己
教育学部では特別支援学校教諭の免許が取れるようになりました。
神奈川県内ではこの免許が取れる大学はまだ多くありません。
それではこの特別支援学校免許って何でしょう?
特別支援学校とは、盲学校、ろう学校、養護学校であった3種の学校が一括されたものです。
この学校の先生に必要な内容の免許が、特別支援学校教諭免許になります。
関東学院大学は4年制大学なので、27単位を取得し1種免許状が取れます。
教育実習も含まれます。免許の専門領域には障害ごとに種類があり、
本学では、知的障害、肢体不自由、病弱の3領域の認可を受けています。
さて、この免許には2重の意味があります。
この免許の課程では、幼稚園、小学校、中学校、高校でも話題になっている「発達障害」についても学びます。
その結果、この免許は、幼稚園、小学校などに6.5%もいるといわれる、発達障害の子たちの支援ができる
専門性を示すことになります。
特別支援学校教諭免許は、①特別支援学校の先生のための免許でもありますし、また、
②小学校の先生、幼稚園の先生が(教室にいる)発達障害などの子に対応できる意味の免許でもあるのです。
本学科の特別支援学校教諭養成課程では、著名でお力のある非常勤講師の先生方とともに、
現場で活躍する特別支援学校、小学校、幼稚園等の先生を育てています。
9月に見学した神奈川県立金沢養護学校で
(案内いただいた笠谷先生と(右端):許可をいただきバスロータリーで撮影)