教育学部教員コラム vol.158
2021.05.06 こども発達学科 東 卓治
その昔、大学入学と同時に一人暮らしを始め、料理に取り組むようになりました。とても人さまに振る舞えるものではありませんでしたが、朝は毎日野菜ジュースを作り、ドレッシングも自作するなど、料理の基本もわからないなりに頑張っていた遠い記憶が・・・
そんな8年間の学生生活を経て、ウン十年。その間の趣味は、支離滅裂な興味とともに転々としましたが、ここ数年は再び料理に舞い戻ってきました。
最近は天然酵母のパン作り!
下の写真は、フランス・プロヴァンス地方の、葉っぱの形をした「フーガス」
かなり自己流になってしまい、膨らみ過ぎて葉っぱに見えない!
パン作りの醍醐味は、やはりオーブンで焼くとき。高熱の中で力強くこんがりと膨らんでいく姿は、生命力すら感じられ感動的です。
ピザ生地はもちろん自家製ですが、トマトソースとバジルソースも自作のピッツァ・マルゲリータ。
最後はバターロールを添えて、エビの殻を裏ごしして作ったフランスのスープ「ビスク」
ワインによく合います。
近頃は何でも記録できたり、時間・場所を問わず視聴できたりする便利な世の中ですが、料理の味は記録することができません。また、同じレシピでも厳密には二度と同じ味になることはありません。
「食事は一期一会の喜び」
変化がないように感じる日々の生活も、一度として同じものはありません。ちょっとした日々の変化に気づき、小さな喜びを感じることができる、そんな気持ちで毎日を過ごしたいと思っています。