教育学部教員コラム vol.168
2022.03.15 こども発達学科 土谷 みち子
教育学部では、教員や保育者を志す方の学びを支えます。卒業後は、教育・保育現場の仕事と、地域の各施設において子どもの発達や保護者の相談に関わる仕事があります。
少子化時代といわれて久しいですが、諸外国と比してわが国では0歳児の虐待死亡数は他の子ども年齢(0〜15歳)よりも最多で、また乳児を育てている母親の自殺数も大変多く、出産前後からサポートの充実が求められています。何が背景にあるのでしょうか。
現代社会において子どもの成育環境は大きく変化し、子どもの育ちや子育てには多くの課題があります。これから教育学部で学ぶ皆さんには、自分の子ども時代と何が変わったのか、子どもと共に生活を豊かに楽しむ感性と、「あれっ?」と課題に気づく柔軟で深い洞察と保育や教育の内容を自分や同僚とも組み立てる力量を磨いてほしいと願います。
是非座学だけでなく、実践の見学やボランティア等の体験を蓄積してください。