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9月に金沢区内の小学校にて、先日は関東学院内の親と子の広場「おりーぶ」にてコンサートを行ないました。コンサート活動はコロナから徐々に戻りつつありますが、学校・施設での実施はとても久しぶりのものでした。

小学校では2年生が対象でした。歌手（役者）は二人だけでしたが、ムリヤリ劇仕立てに！早変わりで何人も登場しているように見せて展開しました。子ども対象の場合、大騒ぎタイプの方が盛り上がりやりやすいのですが、体育館に現れたのはとてもきっちりした礼儀正しい子どもたちでした。ところが、始めてみると子どもたちは思った事を口々に発してくれて、徐々に体育館は盛り上がっていきました。素直な子どもたちの心を実感しました。

「おりーぶ」では0歳児～2歳児とその保護者の方々対象。童謡メドレーから、ジブリ、ディズニーへと歌い継ぎあっという間の25分間でした。なるべく変化をつけるため、ピアノ以外にギター、各種鍵盤ハーモニカ、超小型タンブリン（山下達郎仕様！）、手持ちグロッケンなどさまざまな楽器を動員して行ないました。

若い頃は深く考えることもなく、がむしゃらに演奏してきましたが、最近になってわざわざお越し下さった方々と時間を共にする責任の重さをヒシヒシと実感し、コロナ自粛でその気持ちが急加速することになりました。どのように演じると2年生にマッチするか、2歳児以下の感性にヒットするパフォーマンスは？など、深く考えることのできる、またこれ以上ないほどやり甲斐のあるイベントに参加することができました。お声かけ下さった学校・施設には深い感謝の気持ちでいっぱいです。

コロナの出口が見え始めているようですが、コロナ禍で得たものをプラスして、お互いを許容し合う心豊かな社会になるよう、一人ひとりが考えていくことが出来ると素晴らしいと思います。

※曲のイメージのイラストを自分で描き、プロジェクターで投影しようとしましたが、諸事情により断念。
日の目を見なかった1枚です（童謡「赤とんぼ」のイメージ）。