教育学部教員コラム vol.189

2024.01.09 こども発達学科 大﨑 裕子

大学1年生の教育実習

関東学院大学教育学部では、1年次に5日間の教育実習(幼・小)に行くことができます。
関東学院はこども園から大学院までを有する総合学園です。その強みを生かし、学院内連携の一環として、この1年次の実習ではこども園と小学校で実習生を受け入れていただいています。

 

教育実習は、観察・参加・実習という方法で教育実践に関わることを通して、将来教員になるうえでの能力や適性を考えるとともに自らの課題を自覚する機会となります。1年次の小学校実習は主に観察実習の形態をとり、教育現場の様々な教育活動を参観しながら授業実践や児童理解の力を深めることが目的です。今年度も無事に、1年生全員の5日間の小学校実習が終わりました。実習を終え学生たちからは次のような感想が聞かれました。

 

・教科担任制やタブレットを活用したICT教育の実際など、私自身が小学生だった頃とは違った小学校現場の変化に驚きました。

・これまでは学ぶ側としてしか授業というものを見てきませんでした。しかし、今回の実習で教える立場から参観し、先生方が様々な工夫をこらして授業をされていることに気づくことができました。

・柔軟な対応が求められる場面で、適切な言葉がけなどができませんでした。もっともっと大学の授業を大切にし、子どもの発達段階や各教科の基礎的な知識をしっかり学んでいこうと思いました。

・子ども一人ひとりを大切にするとは具体的にどうすることかを拝見することができました。それと同時に、肯定的な言葉がけの重要性も学ぶことができました。

・子ども達の優しさや笑顔を毎日目の当たりにできる教師という仕事のすばらしさを感じることができました。

 

5日間とは言え、大学1年生での教育実習が学生にとって貴重な学びの場となり、教職への意欲を喚起する機会になっていることがうかがえます。関東学院大学教育学部小学校教育コースではこの実習での学びを活かし、2・3年次には「学校インターンシップ」で現場での経験を重ね、4年次の本実習へと繋げていくことができます。

 

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