教育学部教員コラム vol.102

2016.07.01 こども発達学科 土谷 みち子

「教育実践センター開設と学生の在学中の学び、そして出口」

学部開設2年目の今年、教育学部に「出口」を保証する教育実践センターが開設されました。多くの学生は「先生」になるために入学しますが、一方で資格(保育士、幼稚園および小学校教諭、認定心理士等)を取得することが目的の一つとはいえ、卒業後の職業や自分の将来(出口)が見えない学生も多くいます。センターでは、地域の保育・小学校の現場において活躍された経験豊かな先生方をお迎えして、一人ひとりの学生の出口を一緒に考え探り、ゆっくりと疑問に対応していきます。1年次から利用が可能ですが、上級学年の面接・模擬授業対策、保育職の公務員試験や教員採用試験対策講座も万全で、特に4年次学生を中心とした真剣な学びの姿に圧倒されて多くの刺激を受けています。

 

しかし机上の学びや試験対策だけでは、子どもと共にいきる先生としての資質は育ちません。子どもの言葉にならない表情や行動、そして感性を感じとれる柔らかな心が育ち、また幼い頃の自分も蘇ってほしいのです。そのため、専任教員も地域の実践現場や学院内のこども園・小学校などにいき学生と共に体験を重ねます。今年はセンターで卒業生ともつながる活動が始まります。どうぞご一緒に体験されてください!

 

子育て支援現場における「手話ソング」披露

子育て支援現場における「手話ソング」披露

 

教育実践センターにおける「模擬授業」

教育実践センターにおける「模擬授業」

 

土谷 みち子(こども発達学科)

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